楽曲:メル
歌唱:末原 恵
ミキシング・マスタリング:Amo
装画を担当しました。
版元:書肆侃侃房 著:toron*様
言葉で世界が変形する。 不思議な日常なのか、リアルな非日常なのか、 穏やかな刺激がどこまでも続いてゆく。 短歌が魔法だったことを思い出してしまう。 (山田航)
いずれ夜に還る予約のようである生まれついての痣すみれ色 花びらがひとつ車内に落ちていて誰を乗せたの始発のメトロ 手のひらの川をなぞれば思い出すきみと溺れたのはこのあたり おふたり様ですかとピースで告げられてピースで返す、世界が好きだ 海の日の一万年後は海の日と未来を信じ続けるiPhone
【著者プロフィール】toron*(とろん) 大阪府豊中市出身。現在は大阪市在住。Twitterで短歌に出会い、2018年4月からウェブサイト「うたの日」に投稿をはじめる。新聞歌壇、雑誌などへの投稿をしつつ、現在は塔短歌会、短歌ユニットたんたん拍子、Orion所属。
【新鋭短歌シリーズ 】今、若い歌人たちは、どこにいるのだろう。どんな歌が詠まれているのだろう。今、実に多くの若者が現代短歌に集まっている。同人誌、学生短歌、さらにはTwitterまで短歌の場は、爆発的に広がっている。文学フリマのブースには、若者が溢れている。そればかりではない。伝統的な短歌結社も動き始めている。現代短歌は実におもしろい。表現の現在がここにある。「新鋭短歌シリーズ」は、今を詠う歌人のエッセンスを届ける。 http://www.shintanka.com/shin-ei/
11/23(火・祝)第33回文学フリマ東京で頒布された『Blue Three』の装画を担当しました。
リンク:https://twitter.com/info_bluethree
『Blue Three』収録作品① 『Blue Three Days』越智千紘 「スリィデイズオンリー、わぁたしはクッジュプッミーアプデキませんか?」 僕の勤める小劇場「九龍劇場」に突然やってきたカンフーの伝道師リー・ジュンファン。彼と過ごす不思議で“ブルー”な3日間の物語。
『Blue Three』収録作品② 『痣花』岩佐佳宜 きっかけは、彼女の手首にできた小さな痣だった。 花のような青い痣が、僕らの日常に少しずつ、たしかに広がっていく―。 痣を通じて紡がれる、ある二人の男女の物語。
『Blue Three』収録作品③ 『人形宿りと青の王女』桃酢 「人間が僕に関わってはいけない」 青い灯が彩る城下町の夜、鳥籠の少女・ルーラが出会ったのは、言葉を話す熊の人形だった。 ブラックと名乗る彼は、神様の失敗作、人形宿り。 彼には、たったひとつだけ願いがあった。